ブリティッシュエアウェイズ(British Airways)とカタール航空(Qatar Airways)は、同じAvios(アビオス)と称するマイルを採用しているため、マイルの移行・連携が可能です。
ブリティッシュエアウェイズのマイルは、JAL国内線や国際線の特典航空券が予約できますし、
カタール航空では“空飛ぶスイートルーム”とも称される豪華ビジネスクラス「Qスイート」にマイルで搭乗可能です。
両マイルはマリオットポイントからも交換できるため、日本在住でも意外と貯めやすいのが魅力。
実際に私も、カタール航空のマイルを使ってQスイートに搭乗しています♡
本記事でブリティッシュエアウェイズとカタール航空のAviosを簡単にまとめる方法、両マイルが貯まるクレジットカード、私が簡単にブリティッシュエアウェイズのマイルを貯めている方法をまとめます。
Avios(アビオス)とは?
Avios(アビオス)とは、主にヨーロッパ系の航空会社で採用されている共通マイルポイント制度です。
従来の航空会社ごとの独立したマイル制度とは異なり、Aviosを採用する複数の航空会社間で統合でき、何度でも自由に移行可能なのが特徴です。
現在、Aviosが合算できる航空会社は以下の通りです。
ブリティッシュエアウェイズ(British Airways) |
カタール航空(Qatar Airways) |
イベリア航空(Iberia) |
フィンエアー(Finnair) |
ローガンエアー(Loganair) |
Aviosの有効期限について
同じAviosでも、航空会社により有効期限が異なります。
ブリティッシュエアウェイズやカタール航空では、最後にAviosを獲得または利用してから36ヶ月(3年)です。
つまり、Aviosを貯めたり使ったりするたびに有効期限がリセットされ、延長されます。
36か月ごとに1 Avios以上を獲得、使用、購入、譲渡する限り、Aviosは失効しません。
3年間、Aviosの獲得や使用がない場合、Aviosは失効して削除されます。それまでに忘れずにご対処ください。
BA Aviosの失効について
ただし、Aviosを移行しただけでは有効期限はリセットされないため、移行後も期限切れには注意が必要です。
ブリティッシュエアウェイズとカタール航空のAviosは移行・共有が可能
特に人気の高いブリティッシュエアウェイズ(BA)とカタール航空(QR)ですが、他航空会社もAviosの移行・共有方法は同じです。
移行は即時・手数料無料!自由なタイミングでOK
Aviosの移行には一切手数料がかからず、移行もリアルタイムで反映されます。
手続き自体も数ステップで完了するため、思い立ったときにすぐ使えるのが大きな魅力です。
また、BAとカタール航空のAvios残高は合算されるわけではなく、自分のタイミングで「移動」する形式。
状況に応じて、使いたい航空会社にAviosを移す形になります。
Aviosの移行・連携方法【手順を画像付きで解説】
ここからは、実際にブリティッシュエアウェイズ(BA)とカタール航空(QR)のアカウントを連携し、Aviosを移行する手順を紹介します。
今回はカタール航空 → BAへの移行例をもとに解説しますが、逆方向(BA → カタール)も流れは同じです。
※初回のみアカウントの「連携作業」が必要ですが、一度連携してしまえば何度でも自由に移行できます。
セキュリティーで何度かSMSメールが来るので、PCやタブレットで作業する場合、スマホも準備しておきます。
ステップ① ブリティッシュエアウェイズにログイン

ブリティッシュエアウェイズの日本語公式サイトにアクセスし、ログインする
ステップ② カタール航空のアカウントと連携
※すでにBAとカタール航空のアカウントを「統合(リンク)」済みの方は、この手順はスキップできます。

右上のマイアカウント(自身の名前が表示されている所)をクリック

スクロールし、メンバーシップをクリック

Aviosをまとめるの詳細を見るをクリック

カタール航空でAviosをまとめるをクリック

Log in nowをクリック
カタール航空のPrivilege Clubアカウント情報を入力し、統合(リンク)する

この「統合(リンク)」作業は最初の一度だけでOKです。
ステップ③ Aviosを移行(送信 or 受信)
アカウント連携が完了すると、Aviosの移行画面が表示されます。

上が送信元、下が受信先になっており、矢印で変更できるので、どちらの航空会社からも移行可能です。

移行するマイル数を入力しTransfer Aviosをクリック

これでマイル移行作業が完了、即時で反映されました。
移行には手数料もかからず、ほぼ数秒で処理されるため、思い立ったときにすぐに活用できます。
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Aviosの使い方|JAL特典航空券やQスイートに交換可能
Aviosは、ブリティッシュエアウェイズやカタール航空の他にも、JALなどワンワールドアライアンス加盟の航空会社で利用できる共通ポイントです。
私自身カタール航空でAviosを使い、Qスイートを利用した経験があり、その快適さやラグジュアリーさはビジネスクラスとは格別でした。

QスイートはJALなど他航空会社からも予約可能で必要マイル数は少ない傾向がありますが、カタール航空からですとより座席が解放されているので、休日がカレンダー通りの方や複数人でも特典航空券が取れやすくなります。

ファーストクラスさながらの機内食。

Qスイートの中央列は仕切りが下げられ、個室のダブルベッドにできるんです!
Aviosを効率よく貯めるなら「マリオットポイント移行」が便利
Aviosは航空会社のフライトだけでなく、提携しているホテルのポイントからも移行できます。
特にマリオットボンヴォイのポイントは、Aviosへの移行に非常に適しており、多くのマイラーから人気を集めています。
マリオットポイントは3:1でAviosに移行可能
マリオットのポイントは、3ポイント=1Aviosの比率で移行できます。
たとえば、9,000マリオットポイントをAviosに交換すると、3,000Aviosになります。
この交換レートは他のホテルプログラムに比べても優秀で、ポイントを効率的に航空マイルに変換可能です。
60,000ポイント単位で5,000Aviosのボーナスも
さらに、マリオットポイントを60,000ポイント単位で交換すると、5,000Aviosのボーナスがもらえます。
つまり、60,000ポイントを交換すると、通常20,000Aviosのところ、合計25,000Aviosに増量されるお得な仕組みです。
このボーナスを活用すれば、さらに効率よくAviosを貯めることができ、
ブリティッシュエアウェイズやカタール航空の特典航空券獲得に近づけます。
マイルを貯めるにはマリオットアメックスプレミアムがおすすめ
マリオットアメックスで貯まるマリオットボンヴォイポイントは高級ホテルに無料宿泊できるだけでなく、JALやANAを含む約40社のマイルに高レートで交換可能です。

- 本来25泊必要なマリオットボンヴォイのゴールドエリート資格を無条件で付与
- お部屋のアップグレード、14時までのレイトチェックアウト特典
- 決済で貯まるマリオットボンヴォイポイントでリッツカールトンなどラグジュアリーホテルに無料宿泊が叶う
- ポイントはJALやANA含む40社と提携、一部マイル除き100円=1.25マイルとクレカ界トップレベルの交換レート
- マリオットボンヴォイ参加ホテルでの支払いはポイント2倍
- 入会ボーナスポイントでホテルにタダで泊まれる
- 2年目から150万決済で無料宿泊特典プレゼント
- 本来50泊必要なマリオットボンヴォイのプラチナエリート資格を年間400万円の決済で1年間付与、朝食とラウンジアクセスが無料に
- 家族カード1枚無料、アメックスが多発するキャッシュバックキャンペーンが2倍楽しめてお得
マリオットアメックスプレミアムの詳しい特典などについてはこちら。
公式サイトよりお得な入会方法は読者限定公開noteにて綴っています。閲覧をご希望の方は、下記バナーからお申し込み下さい。
ホテル予約や海外ショッピングでブリティッシュエアウェイズのポイントモールでマイルが貯まる

私が実際にブリティッシュエアウェイズ(BA)のAviosを効率よく貯めている方法の一つが、BAの公式ポイントモールを活用することです。
このポイントモールは、ホテルグループやイギリスの人気通販サイトやブランドショップと提携、日本への発送も対応しているショップが多く参加しています。
旅行予約やネットショッピングをするだけでAviosが貯まり、有効期限の延長にも便利。
日本のポイントサイトとも提携しているショップもありますが、ブリティッシュエアウェイズのポイントモールの方が還元率が高い傾向があります。




ホテルはマリオットやヒルトンもありますが、おそらく本記事執筆時点ではアジア、オーストラリア、太平洋諸島(APAC)での滞在は対象外なので日本のホテル予約ではAviosは付与されませんが、アメリカやヨーロッパなど多くの諸外国は対象です。


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おわりに
Aviosは利便性が高く、日本からも貯めやすいマイルの1つです。
カタール航空のQスイートに乗るにを目標に貯めるのもおすすめです。