海外でクレジットカードを利用する際、為替レートがクレジットカードによって違うのをご存知ですか?
一般的にレートが良いのがMastercard(マスターカード)、悪いのがアメリカンエキスプレスことアメックスと言われています。
今年のゴールデンウィークにハワイに行ってきたので、現地でVISA・マスターカード・JCB・アメックスを利用してきました。
本記事では2019年4月にクレジットカードでドル払いした際の、実際のドル円換算の為替レートを比較します。
クレジットカードの為替レートとは
海外や外貨決済のネットショッピングでクレジットカードを利用した際、クレジットカードの国際ブランドが定める為替レートに海外事務手数料が加えられたレートが適用されます。
クレジットカード国際ブランド為替レート
Visaやマスターカードなどが国際ブランドにあたり、ブランドにより為替レートが違います。
アメックスとダイナース以外は公表しているので、2019年4月29日付けで比較しました。
国際ブランド | 1ドル |
Visa | 112.0287円 |
Mastercard | 111.8830円 |
JCB | 111.6800円 |
レートは日によって違うため一概には言えないのですが、JCB→マスターカード→Visaの順で良いレートとなりました。
公表していないアメックス、ダイナース共にレートは悪いと言われています。
海外事務手数料
国際ブランドの為替レートにさらに加わる海外事務手数料。
セゾンカードや楽天カードなどクレジットカードを発行しているカード会社側の手数料で、この手数料も国際ブラインドによって変わります。
カード会社により定められており、2019年5月現在の状況をざっと調べてみました。
カード/手数料 | Visa | Mastercard | JCB | American Express | Diners Club |
イオンカード | 1.60% | 1.60% | 1.60% | ||
楽天カード セゾンカード | 1.63% | 1.63% | 1.60% | 2.00% | |
JALカード | 2.16% | 2.16% | 1.60% | 2.00% | 1.30% |
ANAカード (2019年7月値上げあり) | 1.63% (2.16%) | 1.63% (2.16%) | 1.60% | 2.00% | 1.30% |
アメリカンエキスプレスカード | 2.00% |
JALカード、ANAカードは国際ブランドにより発行会社が異なります。
そして両カード(ANAは7月以降)共に、できれば外貨決済時に使いたくないですね。
と言いつつ今年のGWは、旦那さんのJALカードで結構決済しちゃってました(汗)。
それ以外はやはりアメックスは良くなさそう、、、
個人的には手数料が2%を超えてくると、地味にイタイと感じます。
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クレジットカード決済のレートはいつ決まる?
カードを利用した時点のレートではありません。
利用したクレジットカード会社が処理をした日、または前日のレートが適用されます。
一般的にはカード利用から2日~4日後と言われています。
為替レート比較
実際にカード利用したレートを比較してみます。
SPGアメックスはホテルの決済でしか利用していないので隠しませんが、その他カードは念のため利用詳細は隠しました。
セゾンマスターカード

海外事務手数料 | 1.63% |
為替レート換算日までの日数 | 当日~2日 |
2019年4月末レート | 1ドル=113.546円 |
セゾンJCBカード

海外事務手数料 | 1.60% |
為替レート換算日までの日数 | 3日~5日 |
2019年4月末レート | 1ドル=113,4765円 |
※5月決定レートは除外しました
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JAL Visaカード

海外事務手数料 | 2.16% |
為替レート換算日までの日数 | ? |
2019年4月末レート | 1ドル=114.3845円 |
4/28利用分はレートが5月に決まっているかもしれませんが、明記されていないので入れています。
SPGアメックスカード

海外事務手数料 | 2.00% |
為替レート換算日までの日数 | 翌日 |
2019年4月末レート | 1ドル=114.158円 |
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比較結果
カード会社や国際ブランド、おそらく利用店によっても処理日が違うため、正確な比較は難しいのでおおよそとなります。
カード名 | 1ドル |
セゾンマスターカード | 113.546円 |
セゾンJCBカード | 113,4765円 |
JAL VISAカード | 114.3845円 |
SPGアメックスカード | 114.158円 |
やはり事務手数料が安いセゾンJCBのレートが良く、セゾンマスターカードも良いですね。
JALカードは悪い意味でやばくてセゾンJCBとは1ドルにつき0.908円も違い、SPGアメックスも良くなく0.6815円の差が出ています。
おわりに
Visaに関してはセゾンカードならもう少し良いレートが出ると思いますが、ブランド自体の為替レートがとても良い、とはならなそうです。
とにかくJALカード、7月からはANAカードも何か特別な理由、例えば優待がある等がなければ、海外利用は避けたいです。
私は保有していませんが、イオンカードは海外手数料が安くて良いですね。
セゾンカードや楽天カードもアメックス以外は良く、特にJCB、次点でマスターカードとなりました。
海外ではお得にお買い物できる機会も多いので、せっかくならばレートが良いか、カードもしくは国際ブランドの優待があるクレジットカードを都度使い分けられるのが理想的だと思いました♡